電気系統(SMART ELECTRICAL SYSTEMS)

1)大容量のオルタネーター設置

オルタネーター 帆走中心のヨットでも、近年、内外装、艤装、計器等の電気化に伴い、電気の使用料は大幅に増えている。
キャリバーヨットはそのような、ロングクルージング・セーラーのリクエストを満たすべく、普通のエンジンに付いているオルタネーターより大きな容量のものを標準で装備している。
それでも物足りないユーザーのために、オプションではあるが、オルタネーターを別個にもう一つ、最大200アンペアまでの、2個のオルタネーターを設置することもできる。

2)標準装備のディープサイクル・バッテリー

ディープサイクル・バッテリー キャリバーヨットは、35LRC、40LRC、47LRCともに、過放電しても性能が落ちにくい、容量の大きな、ディープサイクル・バッテリーを標準装備としている。
またこのバッテリー・システムは、アクセサリーとエンジン始動用とが、独立した回路になっており、万一エンジン始動バッテリーが空になっても安心。大型ボートのようにバッテリー・パラレル・スイッチが付いており、アクセサリーバッテリーでエンジン始動をすることもできる。

3)電気コントロールパネル

電気コントロールパネル 大容量のオルタネーターと同じく大容量のディープサイクル・バッテリーを連結するものが、配電盤 とは別に設置された、このコントロールパネルだ。
充電や放電状態が視認できるだけでは無く、電圧や発熱など、トラブルの可能性がある事態が発生したら、エラーランプやブザーで知らせてくれる警報機付パネルでもある。

4)CPD付の配電盤

CPD付配電盤 配電盤にはCircuit Protection Device (CPD)と呼ばれる保護回路や、緊急時、すべての回路を遮断するマニュアルのスイッチも付いており、とても安全に配慮された構造になっている。

5)ウィンドラス用配線

ウィンドラス用配線 長期航海をするヨットに、ウィンドラスは必需品。
アンカーの揚げ降ろし用に追加で装備したいものは、電動ウィンドラス。
電動ウィンドラスは大容量の電気を消費する為に、配線はバッテリー間に使用するような太い電線が必要になる。
これを後から配線するのは大変な工事になるので、キャリバーヨットはウィンドラス取付部分まで、特別太い配線を事前に設置している。これも標準装備。
電動ウィンドラスは、オプション艤装。


*これらを総称して、キャリバーヨットではSMART ELECTRICAL SYSTEMS と呼んでいる。