整備編 > ● 船体

船底塗装

  1. 上架をし、高圧洗浄機で船底を洗う。
  2. 高圧洗浄機でも落ちなかったフジツボやカキなどの付着物を、スクレッパー(ヘラ)などで落とす。
  3. 水洗いをし、よく乾燥させる。できれば1日くらい。
  4. 時間の余裕があれば、目の粗いサンドペーパーで磨けば、より船底塗料が付きやすくなる。
  5. ローラーまたは刷毛で、船底塗料塗布。最低2回。
    弊社では、お客様のリクエストが無い限り、中国塗料のシージェット033の黒を塗ります。
    広島近郊海域では、一番長く持つような気がします。
  6. 下架前に、船台の当たっていた部分を2度塗りし、1時間以上乾燥の後、下架をする。

プロペラ塗装

  1. プロペラ及びシャフトは、サンダーやサンドペーパーでよく磨き、プロペラ専用塗料を塗布する。
    弊社では、中国塗料のペラクリンを塗布します。

防蝕亜鉛の交換

  1. 取付スペースに余裕があれば、2個以上付ける。
    何故なら、万一防蝕亜鉛が落下したりすると、プロペラやシャフトは1ヶ月もすれば電飾を起こし始め、シャフト&プロペラ交換に至るなど、代償が高く付くから。
    また、1年間経過してもほとんど減っていない亜鉛があれば、絶対に交換すること。
    材質が不良なので電蝕を起こしていない。と言うことはプロペラ&シャフトに電蝕を起こす可能性が大きい。
船底もプロペラも、塗装のポイントは、塩分や汚れなどを良く落とし、乾燥させてから塗装をすること。 海に下ろす前、塗料の説明書に書いてある時間だけ乾かすこと。 船底塗料を薄めるシンナーは少なめにすること。 一般の塗装も、船底塗装も、下地をきちんと作ることが一番大事です。